前回、かなり物議をかもしたこのコーナー。誰に何と言われようと(^^;、めげずに続けていこうと思います。ただし今回は、自分で原稿を書く暇がなかったので、読者の方から投稿していただいたレポートを載せちゃいます。
[コーナー担当:しろくま☆しゃしょう]

 しろくま☆しゃしょうのちょっと寄り道Liveれぽ 番外編


 森下純菜ライブツァー《フルーツパフェはいかが?》

  at.恵比寿・ギルティー  1997/ 6/29(Sun) 14:30-

森下純菜  6月29日(日曜日)。この日はSKiファンクラブの山中湖ツアーが行われていたが、残念ながら私は行けなかった。しかし、私のアイドル魂はおさまらなかった(笑)。
 この休日を利用し、かねてから興味があった、アルテミス系アイドルのコンサートに行くことにしたのだ。
 「アルテミス系アイドル」。これはSKiと友好関係を保っている(!?)、アルテミスプロモーションという事務所(社長:野間 真氏)に所属しているアイドルのことである。ここはSKiと同様、コンサートやイベントを定期的に開催しており、アイドルファンの砦の一つでもある。
 有名なのは、水野あおいと森下純菜。どちらも、結構 テレビや雑誌に登場したりしているのでご存じの方も多いのではないだろうか?
 とは言え、どういうわけかアルテミスとSKiを掛け持ちしているファンというのは少ない。特に今回は、SKiファンはみな山中湖に流れている。よって、この公演に来ているのは、「純な純菜ファン(笑)」だけである。このいつもと違う状況に、私はわくわくしていた。
 場所は恵比寿のギルティー。なんと立ち見である。
 着いたのは14時過ぎであったが、会場では既にSKiコンサートのように、ファンが入り口でたむろっていた。
 あと15分くらいで開演なので早速入場すると、入り口でグッズが販売されていた。SKiのような{怪しい(?)}ビデオは売っておらず、発売中のCDや写真といった普通のものであった。
 中に入ると、せ、狭い…。前方は既に人が一杯だったので、やむなく最後方の一段高くなっているところに陣取った。
 全部で150人ぐらいはいただろうか、ところどころにピンク色の鉢巻きを締めたファンさん(c)がいる。もうすぐ始まるなぁと思っていたら、どこからか「村山さーん!」という声が。なんと、〈ORANGE IDOL〉の村山編集長が来ている(山中湖はどうしたのだろうか?)。
 また、私の前には「関係者席」があり、そこにはなごみ系のとってもかわいい娘が座っていた(7月13日のSKIコンサートにも野間社長と一緒に来ており、その時に清水夕紀美という子と判明した)。そんなふうに周りを見ているうち、いよいよ開演の時刻となった。

 突然、客席から「じゅんじゅんじゅんじゅん、じゅんなぁ〜!」というコールが起こり、純菜ちゃんが登場した。一曲目は、デビューシングルの『いちごのしずく』だ。純菜コールは最初少々だったが、すぐに増えてきた。鉢巻きをしたファンは早くも飛び跳ねている。おぉ、これがPPPHなのか。しかし、私の周りは静かな人ばかりで誰も飛び跳ねない。よって私も、こうしたノリも気にせず自然体で見ることができた。
 何曲か歌ってからMCに。この内容がとっても面白くて感心した。
 新調したサンダルが足に合わず、仕方なく新宿丸井で安いのを買おうとしたところ15000円の商品が気に入ってしまい、悩んだ末に「足を休めるのも大事」と理屈をつけてそのサンダルを買った話とか、井出百合子{もと:望月菜々}と3時間ぐらい最近のアイドルの論評をテーマとした長電話をした話をしてくれた。そして、純菜ちゃんの口から「井出百合子が今日ここに来る」という話が…。どよめき、百合子ちゃんを捜すファンさん(c)。しかし、残念ながら本人はいなかった(泣)。
 この後、衣装替えの時間となり純菜ちゃんは退場。すると、彼女と動物の人形が登場して、その二人(?)の会話がテープで流れてきたのだ。私はびっくりしたが、ファンはなれたもので着席して見ている。
 ここで後半へ…。後半はCoCoメドレー、そしてGood-P(高橋由美子)メドレーで始まった。いつの間にか、夕紀美ちゃんは私と同じ最後方の一番高いところで立って見ている。何てったって立ち見だから、関係者席で座っていても顔の一部しか見えない(^^;。
 そして、大盛り上がりのラストへ…。最後の曲は『白いキャンバス』である。イントロとともに、純菜ちゃんがマイクを客席に向ける。客は一斉に、「キュートな笑顔が超かわいい。純菜は僕らのうさぎさん!」というコールを発する。感動的な光景である。
 と、これで公演は終わり。すぐさま、「アンコール!」の声がホールにこだまする。
 そして3分後に再び純菜ちゃんが登場。アンコールは2曲。そして出口での握手会。もちろん、私も握手してもらった。

 とまぁ、初めて行った純菜ちゃんのコンサートであるが、とてもアットホームな雰囲気で、立ち見という条件にもかかわらず、なかなか楽しめるものであった。ファンの、「森下純菜を応援しよう!」というホットな気持ちが伝わってくるので ある。SKiしか知らないあなたも、ぜひ一度純菜ちゃんのライブに足を運んでみたらいかがでしょうか? きっと新しい発見があると思いますよ。

[写真:京都府/SUKE,文:東京都/匿名希望]


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