last update:2000/05/10  
■ コンサート・レポート ■
  第199回「制服の日」過ぎ去るのは早く、嬉しくも苦しくも楽しい2555日のSKI

 「生誕7年祭」
1999/ 9/15(WED) 17:30-
at こまばエミナース     

 この日からSKiは8年目のスタートを切る。年々とりまく環境は厳しい。

 さてエミナースに行くと握手会をやっていた。残念ながらお姉さん達は終わっちゃったらしく(泣)、「子供達」と握手。この日持参したミル・マスカラス(メキシコの伝説のレスラー)のフィギュアを見せるとかなり反応があった。フィギュアがかわいくなっていたので、彼女達には「ウルトラマン」などと同じ感覚なのだ。
 翌日が誕生日の梢ちゃんに「おめでとう」を言う。梢ちゃんにはこのぐらいの事しかできなかった。

 昨年と同じ「ハレルヤ」で始まった。4月にコーラスが乱れたのを初めて聞いてどうなるかと思ったが、今はそれほど問題にならない。
 その後は「制服宣言」から「同級生」までSKiの代表的な曲がつづく。メンバーが変わってもこういう曲は歌いつづけて欲しいものだ。
 SKiをデビューした時からずっと応援している人をステージに上げる。これだけメンバーや環境が変わっていく中でずっと好きでいられるのはすごいことだ。こういう人達は同時に適度な「息抜き」をちゃんとできる人達なのだろう。
 メンバー紹介の後、曲に戻る。「ここにおいでよ」はCDで聞くよりコンサートで見たほうが面白い。どういう展開になるか読めない歌だと思う。「愛は蒼く」はかこちゃんの歌がいい。声に合っているのだろう。

 SKiの7年間の活動を「横切った」あと、いよいよリーダーの継承式に入る。リーダーは美香ちゃんが、サブリーダーは朋ちゃんが続投。そして新に「ちぃリーダー」が新設され、恵里子ちゃんが任命された。
 「ちぃリーダー」というのはどうやら新しく入ったメンバーに早くSKiに慣てもらうためにつくったらしい。考えてみれば、ここ数年新しく入ったメンバーがすぐ辞める傾向が続いている。梢ちゃん以降の6期生がいまだゼロ(11月末日現在)の状態だ。ようやくスタッフもこの深刻な状態に対応策を立てたという感じだ。これから恵里子ちゃんの働きは重要になってくるだろう。

中井祐子
撮影/ホーカー・テンペスト 

 メンバーが8年目の抱負を語る。かこちゃんは「地方公演がやりたい」と言っていた。そういえばかこちゃんは地方のイベントに行く事がほとんどない。なぜだろう?
 その他のメンバーは「いろんな事にチャレンジ」「学業との両立」をあげていた。
 でもSKiっていろんなことをやりすぎてないか?と私は思っているのだが、メンバーは「SKiですべての事をやりたい」と思っているのだろう。私は今のSKiメンバーにとって芸能界は「敷居が高い」という感じがするが、もしかすると、メンバーはその事をわかっているのではないか?とも思っている。
 来年のSKiをメンバーが予測する。「新しいメンバーは中学生が中心」という予測があった。たしかに今のSKiはそんな雰囲気がする。P会報で美香ちゃんも「中学生を入れたい」と言っていた。特に真子ちゃんやさおりちゃんあたりは同世代の子が入ってくることで、励みがまた増えるだろう。

 ゲストコーナーは篠原智子ちゃんと本田博子ちゃん。2人ともあまり変わっていない。
 智子ちゃんは緊張感がなくなったせいかケガが多くなったと言う。致命傷にならないのが幸いか。
 思い出としては横浜教育会館の「脱走事件」があがっていた。
 2人とも明るかったなぁ。この日はこれだけでもコンサートを見たかいがあったと思う。

 「8年目を迎えるSKiの宣誓」の後、ステージへ。11/1に出るアルバム「音楽は経済のドレイじゃない!」からの曲など新しい曲が中心だった。
 これからのステージは朋美・祐子・恵里子・歩・文香・舞香が中心になっていき、美香ちゃんは少し離れた感じになっていくと思う。実際10月公演もそんな感じだったし、ファンも恵里子ちゃん・文香ちゃんの方に傾いているようだ。
 特に恵里子ちゃんがもっと重要視されていく気がする。たしかにソロボーカルの曲が多かったが、これは「吉成圭子の再来」をスタッフが期待している証拠だろうと思っている。
 圭子ちゃんにも智子ちゃんにもないテイストが出てくると、恵里子ちゃんはもっともっと輝きを増すだろう。今のメンバーの中で一番人気があるだけに、自然ななりゆきと言える。
 最後は「1999」「Forever Young」「終章〜エピローグ〜」でしめくくる。今回はアンコールはなかった。

[東京都/ホーカー・テンペスト] 



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