last update:1999/01/26

特集
四期生・五期生たちの、真夏の二日間
 台風4号をのりこえて!
 8/29・30 2Daysレポート


 8月30日
『SKiのスーパージャム』 (10:45〜) 
『第6回真夏の祭典』 (15:00〜)


BY 竹ちゃん(京都府)

 8月30日。この日は台風4号などの影響で、東日本でかなりの大雨が予想されていたにもかかわらず、私は始発の新幹線(午前6時17分京都駅発)で、いつものように東京へと向かった。
 ところが、静岡駅にさしかかろうとしたときに「熱海・三島間で集中豪雨のため、次の静岡駅で運転を見合わせます」。との非情なアナウンスが…。
 「なんだよぉ〜、気合い入れて動けよぉ!」と心の中で思っていたが、10分たっても動く気配はない。それどころか「かなり時間がかかりそう」とのことで、私は「少なくとも午前の部『SKiのスーパージャム』は無理だなあ」と完全にあきらめていた。と、その時「安全が確認されたので、運行を再開します」とアナウンスが流れ、私の乗った新幹線は、2〜30分遅れで走り始めた。結局は、その後の徐行運転のせいもあって、10時前に1時間4分遅れで東京駅に到着した。(本当は8時56分に到着する予定だった)
 最寄りのJR水道橋駅に到着後、何を血迷ったか足が勝手に、知り合いの勤める某金融公庫へ向かってしまった。気がついたときには玄関前に立ち止まっている自分がいた。それから私は場所をど忘れしてしまい、タクシーで会場へと向かうこととなった。到着したのは家を出てから5時間以上もたった10時25分過ぎだった。ひとまずは「間に合ってよかった」。

 10時45分。【四人一組】の登場で始まる。1曲目は『ミラクルワンダーランド』。それから『春風に乗って』で、メンバーのMCである。川野朋美は「4人1組は、みんなで歌うから楽しい」。秋山文香は「SKiに入ってすぐに4人1組に入った。コーラスを聞いて「入りたい」と思っていたので入れてうれしい。でも、コーラスが難しい」と言っていた。やはりコーラスを4人合わせるのは大変なようだ。
 MCも終わり、『去り行くときへ』の後、再び“夏休み”についてのMC。秋山文香は「両親と旅行(長野)に行って心が落ち着いた。父親が「腹が痛い」といって、車の中で寝ていた」。川野朋美は「友達とディズニーランドへ行って、花火を見た」。本田博子は「半分は家にいなくて、イベント、家族や友達と旅行へ行った(家族とは伊豆へ、友達とは長野へ)」とのことで、“スーパービュー踊り子号”に乗ったようで、表情も楽しそうだった(ように見えた)のが印象的である。橋本美香は「レッスンで(みんなに)教えていた。朋美ちゃんの寝言も聞けた」そうである。その時、朋美ちゃんはどんな寝言を言ったのだろうか…。
 2番目は【SKi-A】である。予想はしていたが『恋はおいしい』で始まる。普段なら聞き入ってしまう曲なのであるが(少なくとも私は)、前日からほとんど寝ていない私は、最初のイントロで眠くなってしまい、曲の終わりには半分寝てしまっていた。
 MCではやはり“夏休みは何をしていたか?”であり、伊藤嘉代子は「ボーッとしていて、早く起きないで寝ていた」そうで、正直言ってうらやましかった。寄合歩は「宿題が終わっていない。9月1日提出」とのことで「明日大変だろうなぁ…」と思ってしまった。それで、宿題は9月1日に無事提出できたのだろうか(笑)。リーダーの久保愛は「いつも通り」だそうだ。それから『好きでも嫌いな恋物語』でバトンタッチ。
 次は【五期生春組】。『恋の行方』『なんでなんでですか?』の2曲続いた後、MCである。
 小田さおりの夏休みは「部活とSKiで宿題が手につかなかった」そうで、バスケットの試合に出場はしたが負けてしまったようである。久川由美子は「部活(美術部)の活動はなく、どよーんとしていた」とのこと。秋山文香は「パンにはまってしまって、朝もパンを4つ食べて、納豆ごはんを食べた」そうである。しかし、パンを食べた後に納豆ごはんとは…。
 最後に『恋のエンジェル』で、『五期生夏組』にバトンタッチした。秋山文香の、弾けたパンチのある歌声を聞けて、すごくよかった。
 【五期生夏組】と言えば、波平槙子・小野聖美・遠藤舞香ぐらいしか思いつかないので、3人で登場すると思っていたら、噂に聞いていた小学生組(古賀ありさ・藤原沙耶美・高岡里奈・そしてもう一人)を従えて登場した。
 一曲目『恋のインビテーション』のあと、自己紹介へと続く。夏休みについては「シーガイア(宮崎県)のプールに行った」「石川県の海やプールへ行った」「伊豆のプール」と答えるが、夏だけに海やプールが多いようだ。それから、運動についていろいろと意見が出て、結局はどのようなオチになったかは、いまだに分からない(苦笑)。
 次のユニットにバトンタッチと思いきや、ナナナント【三浦恵里子】である。『恋するふたり』一曲だったが、この私が狂喜したのは言うまでもない。グレーっぽい衣装で登場したえりりんはすごく可愛くて、メモしていた手はほとんど止まっていた。MCでは「夏期講習に初めて参加して、雰囲気がピンと張りつめている。そして“ampm(コンビニ)”にはまってしまって、ジャージャー麺がおいしいのでおすすめです」。と話していた。後ろの席にいたブルーウェイブさんからは、「竹ちゃん、良かったですね」とのお言葉をいただいた。
 続いて【SKi-T】である。衣装もかわり、ガールスカウトみたいで何とも可愛くまとまっていてなかなか良い。『テスト』『少年少女』の2曲と続く。『テスト』は皆さんご存じのように、2月に卒業した小林久子がボーカルをとった曲である。先輩から受け継がれた朋美ちゃんだが、これからもプレッシャーに負けずに頑張ってほしいものである。
 「SKi-Tに入った感想」では、ほとんどが「うれしい」と言っていたが、振りを覚えるのが大変なようで、なかなか難しいようだ。最後に『あたしとわたし』で次のユニットへ…。
 6番目は【BPG】。誰が出てくるのだろうと思っていたら、三浦恵里子と遠藤舞香が登場した。衣装もまたかわったようで、何とも言えない可愛さがある。
 1曲目は『BPGのテーマ』である。今回から“BPG”とは“ばちあたりプッツンガール”ではなく、“バキューン・パヒューン・ギューン”の略だそうだ。つまりBの三浦恵里子は“バヒューン”、Pの遠藤舞香は“パヒューン”のようである。(ところで“ギューン”は?(笑))。
 それからは『なまけもの』『私の彼は左利き』で次のユニットへ…。
 その次のユニットは【橋本美香】である。『青い空の下で』『いつか輝く』の2曲だったが、やはりベテランはすごく貫禄がある。単独ユニットだけあって歌唱力も抜群で、聴いていて素晴らしく感じた。
 続いて【ワースト】である。『ヘイ!アミーゴ!』ではじまり、自己紹介へ。2曲目『悪党シンガー』のあと“他のユニットの悪口”と言うことでMCがはじまる。
 寄合歩は「BPGは前の名前の方が良かった」。久川由美子は「夏組の成長が早すぎる」。それに対し、伊藤嘉代子は「ないです」とはっきりと言った。ホントにないのかなぁ(笑)。
 リーダーの久保愛は、意外にも「ワースト」と自分のユニットの悪口を言っていた。そう言えば、楽屋で寄合歩が、ワーストの衣装を「光GENJIみたい」と喜んでいたらしい。「ローラースケート履こうかな」とも言っていたそうだが、いつかそのようにして登場してほしいと思ったのは私だけだろうか…
(笑)。
 『最低!』を歌ったあと、再びMCへ突入する。“最近むかついたこと”と言うことで、寄合歩は「昨日家に帰るときバスに乗っていて、(バスが)急ブレーキをかけたので、なめていたアメを飲み込んでしまった」。伊藤嘉代子は「中井祐子ちゃんと一緒に乗ろうとしたタクシーに、乗車拒否された。目的地を言っても「知らない」と言われた」。久保愛は「自転車に乗ろうとしたら、蚊に3カ所もくわれた」。と言ったのに対し、久川由美子は「心が広いから何もない」。と、自分の心の広さをアピールしていた。
 『あなたの毒イチゴミルク』『ティッシャー』と続く。伊藤・寄合・久川が途中でティッシュを客席のあらゆるところへ投げていく。前席のファンさんによるティッシュ争奪戦が始まる。
 曲が終わってから、寄合歩は余ったティッシュを「家に持って帰る。家計のため」とのこと。やっぱりしっかりしている(笑)。しかも、やりたいことが「世界制服したい。バラの中に住む。学校をハンマーでぶち壊す」だそうだ。恐るべき、寄合歩!
 ラストは『Junky Monjiour』で、次のユニットへ。でも、ワーストが全ユニット中、出番が一番多かった気がするが、気のせいだろうか…。
 それから【井上裕紀子】である。1曲目は『冷たい風と朝日の中で』、2曲目は『悲しむのはシャクだから』であるが、赤いキャミソールで身を包んだゆっきいの大人っぽさにはかなり驚いてしまった。以前のゆっきいも良かったが、20歳(公演時は19歳)になって変わっていく、色っぽいゆっきいも、またいいものである。
 次は【Hellow】。メンバーは橋本美香・中井祐子・秋山文香である。衣装もかわっていて、だんだん可愛くなっていくのが、何ともうれしいものがある。
 最初は、私の好きな曲の1つの『Good-bye』の後、自己紹介となる。それから『涙のセブンティーン』でMCへ。「どのようなことをしたいか?」には、秋山文香が「ライブをやりたい」、中井祐子が「芝居をやりたい」、橋本美香が「国内で(コンサートを)やりたい」とのこと。3人とも、しっかりとした目標を持っていてすごいものである。ますます期待できるユニットだと私は思う。
 最後は『ダンシングセブンティーン』で、次のユニットへとバトンタッチ。
 トリは【SKi-P】である。『夢はいつも』ではじまり、自己紹介と続いて『私のことは放っといて』を歌う。
 “Ski-Pでどのようなことをやりたいか?”のMCでは「4人でバンジージャンプをやりたい」「MAXの前座(SPEEDでもいい)に出たい」「アイドルオンステージにもう1回出たい」などと言っていたが、4人でバンジージャンプと言うのは、何か無理があるような気がするが…(そう言えば、アイドルオンステージって、終わっていたんでしたね)。“SKi-Pに入ってどうか?”には、本田博子は「パーフェクトな人間になりつつある」。久保愛は「ちょっとつらい…」。そしてまた本田博子は「全身赤バージョンで行きたい」と言ったものの、井上裕紀子から「それじゃ“モジモジ君”みたいじゃないですか〜」とツッコミが入る。最後は『理由なき反抗』で終了。これで全ユニットすべて終わった。
 オーラスは、全ユニットによる『恋愛知動説』『DANCE DANCE DANCE』で、14時11分に終わった。
 まさか中井祐子が登場するとは思わなかったが、元気な顔を見られて良かったし、1つ(?)のユニットとして登場した三浦恵里子には、かなり衝撃が走ってしまった。新幹線の運転見合わせを乗り越えて来た甲斐はあったと思う。

パンセホールの入口
撮影/山野麦文

 『SKiのスーパージャム』終演後、物販コーナーで「SKiのサマージャンボ」をもう一度購入し、いったん会場の外へ出る。時間が経つのは早いもので、KS3スタッフなどあらゆるファンさんにあいさつしている間に会場時間となってしまい、ひとまず会場に入る。ところが、私の席にはすでに誰かが座っている。チケットを再度確認したが、やはり私の席である。
 座っていた人に「ここ私の席ですが…」と言うと、「あっ、すいません」と言って自分の席へ移っていった。チケットを見せてもらったら、確かに間違っても無理のない番号だった。
 時間が少し押していたようで、15分遅れの15時15分に浴衣姿のメンバーが登場し、『はじめまして』で始まる。『真夏の祭典』は、やはりこの曲が一番でしょう。さすがに浴衣姿での『プロローグ』は無理があるのかもしれない。
 2曲目の『ごあいさつ』のあと、各メンバーの自己紹介と続く。
 それからは『わかるといいね』『恋は数学』の2曲。その後は久保愛のMCで、コーナーへ突入する。
 海と山に関するコーナーで、その名も“嘉代子の夏は海だよね、えーっ、山かよー”コーナーだそうだ。 司会に伊藤嘉代子。ゲストに川野朋美。メンバーは、この2人に中井・秋山・小田・久川・小野・波平・遠藤の9人。『海派』は小野・波平・中井の3人。波平槙子いわく「山は登るから嫌い」だそうだ。その他「山は小さい動物に会える」「山は自然がおいしい」など、さまざまな意見が出た。
 それにしても、かこちゃんが言ってた“ひとくい”とは何だったのだろう(謎)。
 このコーナーの後、中井祐子が「今から学校へ勉強するため」と言うことで帰っていった。
 再び歌のステージへ。『恋は雪のよう』『ともだち』の2曲。寄合歩が歌う『恋は雪のよう』は、落ち着いた歌声ですごく心地よい。
 次の“夏の思い出はやっぱり花火だねコーナー”では、花火が好きと言う4人(本田・久保・三浦・寄合)の登場である。司会は橋本美香でスタート。
 三浦恵里子は「夜中にこっそりプールの塀をよじ登って忍び込み、プールサイドで足を水につけながら花火をやった」ことがあるそうだ。夜中に勝手にプールに入っていいのかなと思ったが、さぞかし気持ち良かったことでしょう。寄合歩は「ロケット花火が好き」なようで、つまりスリリング派なのだろう。まさにそう言う感じがするのは私だけだろうか(笑)…。
 歌のコーナーでは、『恋の占い』と『恋』だが、伊藤嘉代子を見ているうちに率直に思ったのだが、“いい意味で裏切ってくれた”ような気がする。なぜならここまでかこちゃんが素晴らしく歌いこなすとは思っていなかったからで、私は何だかうれしくなってきた。
 次のコーナーは“これだけは言いたくない〜失敗事件簿'98”である。井上裕紀子の司会の他、本田・久保・橋本・川野・三浦・波平の7人でスタートする。
 川野朋美は「中学一年生のとき恐い先生がいて、1時半から部活だったので“花王・愛の劇場”を見ていたが、実は1時からで、その日は部活をサボった。理由も「おじいちゃんが倒れた」と先生に言ったのだが、そうしたら本当に倒れてしまったそうだ。やはり悪いことはできないものだろう。
 橋本美香は「夏休みの校内キャンプで紅白帽を忘れてしまった。その日は熱があった」三浦恵里子は「知らないおばさんの紙袋をパクってしまった」など、さまざまな失敗談が出た。
 『思い出は色エンピツで』『まだ見ぬ世界を信じて』の2曲の後、“浴衣でよーいドンコーナー”がゆっきいの司会でスタートした。遠藤・波平・小野・小田・久川・秋山がヤングチーム。本田・久保・橋本・川野・伊藤・三浦・寄合がおばさんチームである。(一部メンバーの抗議により、“お姉さんチーム”と名前を変えた)1番手は、久保愛と小田さおりの対決である。最初のお題は“車の名前”である。お題としては難しいかなと思ったが、小田さおりが(パトカー・救急車・ワゴン)。久保愛が(ベンツ・フェラーリ・ジープ)と出てくる。ちょっとしたスキにどちらが勝ったかを見ることが出来なかった。と言う訳でわかりません。ごめんなさい…。
 次に、小野聖美と寄合歩の対決である。お題は“小田急線の駅の名前”であるが、小野聖美が「小田原」と答えたのに対し、寄合歩はいきなり「御殿場」と答えてしまい、小野聖美の勝ちとなった。確かに『小田急御殿場ファミリーランド』と言うのはあるけれど、イベントで出たから無理もない話でしょう。
 次の波平槙子VS川野朋美“湖の名前”では、川野朋美の勝ちで、“ジュースの名前”の久川由美子と橋本美香の対決は、橋本美香が「コーラ」と2回言ってしまったため、久川由美子の勝ちとなった。
 “湖の名前”は、富士五湖の名前がやたら多かったような気もするが…。
 それから“お菓子の名前”(遠藤VS伊藤)、“女のタレントグループ”(秋山VS三浦)の対決を経て、井上裕紀子と本田博子の対決では、ゆっきいが用意した“歴史上の人物の名前”を出したが、本田博子は「やだ!湖がいい!」と言ってきた。結局は“歴史上の人物”でスタートする。
 源頼朝→夏目漱石→卑弥呼→田中角栄→豊臣秀吉→小野小町→徳川家康→中臣鎌足と続くが、本田博子が「小野小町」を再び言ってしまったため、ゆっきいの勝ちとなった。
 総合では、ヤングチームの勝利でこのコーナーは終了した。
 歌では『笑顔が好きだから』『恋は春夏秋冬』『蒼い天使の糸(演歌バージョン)』。
 『笑顔が好きだから』は、元々吉成圭子が歌っていた曲だが、ボーカルをとっていた三浦恵里子の歌声を聴くと、吉成圭子と言うより篠原智子に似たフィールが感じられる。かと言って、吉成圭子に似たフィールが感じられないこともない。ある意味、かなりの才能を感じとることが出来る。
 それからは恒例の“公開生徒総会スペシャル”である。
 テーマは“不登校について”で、聞けば登校拒否人口が10万人を越したそうだ。メンバーの意見としては「知らない間に無視になっていて、本人が来づらくなる」「体が弱くて、授業などについていけない。答えられなかったら先生が嫌な顔をする」と言った意見もあり、特に関心させられたのが「一時期、自分のクラスに2〜3人いて、手紙を送ったり、修学旅行のおみやげを渡したりするなどして、迎えられる環境を」と発言した、寄合歩である。そのようにして登校拒否児を学校へ迎え入れられる環境へ、先生ではなく生徒が導けば(もちろん、先生の協力もあるとは思いますが)登校拒否問題もかなり改善されると思う。私も、そのような学校へ行っていれば、もう少し性格的に良くなっていたかも知れないと、今になって感じる。
 第2のテーマは“夏の事故を防ぐには”だが、やはり「ボ〜ッとしている人が…」という意見が遠藤舞香から出た。久保愛は「テレビでレスキュー隊が救助している場面を見て、感動した」という意見もあり、今後の事故防止について参考になった。
 最後のテーマは“夜の恐怖体験”。井上裕紀子は「家に、押すと鳴く人形があって、プータン(井上家の飼い猫)を抱いていたら、押してもないのに人形が鳴いた」や、橋本美香は「キャンプ場で、人の顔の形をした岩が(父親・弟も見たらしい)あって、そのあと弟が具合が悪くなってかわいそうだった」。そして、伊藤嘉代子が「金縛りにあって、最近まで気がつかなかった」など、怖い思いをしたそうである。
 公開生徒総会も終わり、歌のコーナーでは『かなわぬ恋』『オブラディ・オブラダ』『I Say GoodBye』『恋の終わり』『悲しき雨音』と続く。「最近の本田博子の歌声は、かつての吉成圭子に似たフィールが感じられる」と、ブルーウェイブ氏が『六連星倶楽部』前号に書いてあったが、私も同じように感じた。 次に、お待ちかねの『SKiサマージャンボ発表コーナー』である。10等からすでに書いてあった分は、私の席からは見づらくてメモが出来なかった。
 「5期生のメンバーが、病気のため休み」「クーラーの故障のこと」「施設の子供たち39名と水上温泉へ行った」などの報告のあと、まだ未発表の特賞などの発表があった。
 私が持っているくじについては、番号をよく聞き取れなかったので、いまだに手もとにある(苦笑)。
 そして「東京音頭(SKi版)」で、15分間の休憩に入る。私は、後方にいた本誌の本間氏、ホーカー・テンペスト氏らと雑談をしていたが、私の頭の中は、『スーパージャム』での『恋するふたり』を歌った三浦恵里子でいっぱいだった。よほど、衝撃を受けたのかも知れない。

 休憩も終わり、18時20分からは、いつもの制服でメンバーの登場である。『疑問』『あたしとわたし』『コンプレックス』『OH!YES』『○でない少女の×な生活』『雨の日曜日』などを歌う。
 特に『雨の日曜日』は、ボーカルの川野朋美を中心に、伊藤嘉代子・三浦恵里子・寄合歩の3人が傘を回すのが可愛らしくて素晴らしい。
 井上裕紀子と寄合歩のMCを経て、『18才』『ラッパーバッカー』『(旧)青春ラプソディ』『愛と勇気と思いやり』『少年よ大志を抱け』と5曲。
 それからは、私が普段車の中で聞いている『時の流れに』『初恋にサヨウナラ』の2曲。『時の流れに』は歌詞もそうだが、振り付けがすごく良い。何回聞いても飽きないのが魅力だ。
 『口笛』『涙のエンブレム』『同世代の少女たちへ』『傷だらけの青春』『いつものように』と5曲続いて5時間近くにわたる【真夏の祭典】が終了したと言いたいところだが、アンコールがあるのをすっかり忘れていた。アンコールでは『恋をしようよ』『恋人たちの歌』『エメラルドの伝説』『DANCE DANCE DANCE』。小学生組も登場して、ほぼ全メンバーで、かなりの盛り上がりである。
 それからは『ゴジラソファミレド』『同級生』『渚に消えた初恋』『地球に愛を』そして『終章(エピローグ)』である。
 オーラスは、ステージ上のメンバーと客席のファンさん全員での『見上げてごらん夜の星を』の大合唱。5時間以上にわたる『真夏の祭典』は幕を閉じた。
 時計を見ると、20時半を過ぎていた。会場を後にして夜空を見上げると、少々の雨は降っていたものの、台風での豪雨という最悪の事態は免れたようである。でも、新幹線のストップを乗り越えて来た価値はあったと思う。これからも、素晴らしいステージを見続けたいものである。



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