last update:98/06/23
よ ん き せ い に ま つ わ る 個 人 れ び ゅ ー

伊藤嘉代子  恋に恋する
      魅惑のロマンティスト


 現在のアイドル界は、例えばヒロスエやエンクミのようにルックスが可愛らしい中にも、キャラクターにファニィな要素が含まれている娘、言うならば親しまれやすいキャラクターを持った娘が主流となっています。四期生もこう言うキャラの持ち主がほとんどなのですが、女優の仙藤敦子っぽい「キレイ」な顔立ちをしている嘉代子ちゃんは、彼女らとは対照的な「フェミニニティ(可憐でデリケートな女らしさ)」さを持ち味にした娘なんですね。
 ステージ上での彼女を見ていると、歌唱と言い、表情と言い全体的にどことなく「カタイ」んですよねぇ。しかしカタさの中にも時折ふっと見せる微笑。このギャップがタマラナイファンさんにとっては、実に魅惑的な女の子であると言えます。『16才』なんかいけるんじゃないかなあ…。  そんな訳で、見た目を重視する、いわゆる書斎派のSKiファンにはかなりの支持が集まると思う。
 逆にSKiメンバーに対して「親しみやすさ」を求める現場重視のファンさんには正直言って受けが良くないかも知れない。そう言った意味で彼女は、おそらくこの先ファンさんによっての好き嫌いがはっきりと分かれてくる娘だと思う。でも、こんなキャラクターの娘が一人くらいSKiの中にいてもいいではないですか。彼女のフェミニニティなキャラに惚れ込んで一推しにしたファンさんは、ぜひ懐を大きく持って、この恋に恋するオンナノコを暖かく見守っていって欲しいなと思うのです。(麦)
伊藤嘉代子

撮影:山野麦文


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