美雪ちゃん卒業の噂が出始めたのが、昨年10月のマラソンコンサートの時。美雪ちゃんが泣いていたのは、そういう意味だったんですね。私はてっきり寒さと強風が原因で涙目になっているものとばかり思ってました。あの涙の意味に気づかなかった自分、あの日の寒さが憎い。
　翌11月の演劇歌謡祭公演の美雪ちゃんの涙。これで、すべてを悟ってしまいました。劇中涙でセリフがつまるシーン。「チームワーク」を合唱するときの美雪ちゃんの涙。声が詰まって歌えない「君だけの道」。見ていてとても悲しくなりました。
　そしてP会報での正式発表。やめてほしくなかった。歌っている時の美雪ちゃんのまっすぐ前を見る優しい視線。決してうまくはないけど、ていねいに歌っていて、聴いていてほっとさせるような歌声。そして何より美雪ちゃん自身の持つ暖かさ、心を和ませてくれるところが好きだった。
　一推しじゃなかったけど、そんな美雪ちゃんのいるSKiが好きだった。

　でも、実際は短大との両立で大変だったんですね。今までそんなことを感じさせないくらい、笑顔でファンに接してくれた美雪ちゃんにはほんと感謝したいです。

　ただ、美雪ちゃんと過ごせた時間が、ほんの短い間だったのがとても残念。でも、楽しい思い出もありました。自分にとってはやはり、ボーリング大会終了後のお茶会ですね。質問にていねいに答えてくれる美雪ちゃん、「いつものように」の振り付け指導をしてくれたのもとてもいい思い出です。

　コンサートでは、昨年3月の静寂向上委員会のコンサートが一番印象に残ってます。それまでと違っていっぱいボーカルをとって大活躍し、練習の成果を発揮してくれたし、仲のいいしのさんと歌う楽しそうな美雪ちゃんの姿を見て、美雪ちゃんにもようやく春が来たと思って、うれしい気持ちでいっぱいになったのを覚えています。
　でも、春は長くは続かないんですね。今は冬。そして美雪ちゃんの卒業。僕たちファンにとっては悲しいけど、美雪ちゃんにとっては、自分自身で選択した道。これからはSKiで得た経験を活かして、夢に向かって前進していってください。

　最後に美雪ちゃんへ。今まであまり応援できなくてごめんなさい。でも、美雪ちゃんと過ごした日々のことはずっと忘れません。楽しい思い出を、素敵な笑顔をほんとにありがとう。

　新しい「君だけの道」、遠くから応援してますので、これからもがんばってください。