ありがとう美雪ちゃん


いろいろな都合から、しばらくSKiから離れていて久しぶりに野音で見ることが出来ました。その野音の時、最後で美雪ちゃんは目にいっぱい涙を浮かべていました。何があったのだろうという気持ちでいっぱいになりました。気がついたら野音の前のほう、美雪ちゃんの前にいて、ずっと美雪ちゃんを見ていました。心の中には嫌な気持ちがありました。ひょっとしたら…という気持ちでいっぱいになりました。しかし、博子ちゃんは何事もなかったように公演を終わらせた。どうしたのだろうか…。ひとまず博子ちゃんから説明が無かったので、心配は杞憂だったと思っていた。

しかし、なかなか思う方向には動いてくれませんでした。状況はどんどん悪い方向にすら向かっていきました。そして、謹賀の宴でもあまりいい状況には、ならなかったようです。結果として、めぐの留守電によって美雪ちゃんが正式に辞めることを知らされました。美雪ちゃんとの出会いはあまりはっきり覚えていません。ただ、気がついたら2推しでした。見た感じも非常にかわいいと感じました。2推しだった時期は長かったと思います。でも、本当に好きだったのかと問われると自信を持って返事は出来ません。確かにかわいかったし、2推しでしたが、美雪ちゃんが2推しの間、また2期生の人である間はあまりにも1推しとの差が大きすぎました。基本的には寿隊にしろ、2期生委員会にしろ、ほとんどが1推しと一緒に出ていることが多かったです。そうするとどうしても1推しに目がいってしまうので、時々しか美雪ちゃんを見ていなかったと思います。そんなこともあって自信を持って好きだったとはいえないかもしれません。でも、1推し不在になった後も美雪ちゃんは好きでした。少ししか居られなかった野音で、美雪ちゃんの歌った「さよならは…」とか、川口そごうで見た美雪ちゃん(笑)はとてもかわいかったです。ただ、1推しになる前に、新しい1推しが出来てしまい、相対的に推し順が下がってしまいました。

別れの言葉は難しいですし、別れは悲しい物でもあります。ただ、本当に好きな人、本当に推している人が本当にお別れを言って上げることが美雪ちゃんにもいいのだと思います。また、私が白々しく書くのも、1推しのファンさんにも、美雪ちゃんにも、それに私の今の1推しにも失礼かと思います。美雪ちゃん、今までありがとう。そう言うのが精一杯なのかもしれません。

[埼玉県/加越 剛仁(くわこし つよひと)]
松本美雪

96/01/07
日本テレビタレントセンター
「'96謹賀の宴」



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