〜 篠原智子と松本美雪 〜 

 BGMは「夢は眠らない」が繰り返しリピート再生されている。松本美雪・篠原智子…卒業。何から書いて良いのだろうか。心に大きな穴がぽっかり空いてしまったようだ。

 この二人は自他ともに認める仲良しコンビ。二人で歌った「なかよし」や「恋はハイウェイドライブ」など、記憶に残る物も多々ある。昨年の卒業式以後、1期生の大半が抜け、2期生台頭の時代がやってきた。それまで1期生の陰に隠れていた2期生とその2期生のファンの方々。「これからだ!」と思っていた方も少なくは無いはず。少なくとも私はその1人だった。その期待に応えたのか、しのはブレーク(?)し、はちゃめちゃな姿をさらけ出し始めた(笑)。良く言えば、のびのびとステージやイベントを楽しんでいると言った感じだろうか。その姿は見ているだけでもファンの気持ちを楽しくさせる。美雪ちゃんも同じように「頑固者大賞」などのびのびと楽しんでいるように思えた。その笑顔の裏で「両立」という大きな課題を背負いながら…。

 残念ながら美雪ちゃんと握手した事はない。一部で評判の「ぷくぷくしたおてて」と握手してないのだ。またいつかチャンスはあるよ。そんな事を思いながら……もったいない(^_^;。しのとは昨年の4月、秋葉原ヤマギワでのイベントで1度だけある。横浜事件の後ではあったが、いつもの笑顔で握った手を上下に振り、今でもあの笑顔は覚えている。ホントならこのイベントに美雪ちゃんが来ていたはずだった。その後、関東を離れることになり、必然的にイベントやコンサートから遠のいてしまうことになる。そして、10月の野音で見せた美雪ちゃんの涙。まだその涙の意味を知る由はなかった。そして演劇歌謡祭…。今度はしのの目にも涙が…。2月の卒業式まであと3ヶ月。ファンの間に暗雲が立ちこめ始めた。

 最近、「最後に会ったのはいつだろう?」、「最後にあったときは笑ってたっけ?」なんて事ばかり考えている。IJF3のイジメ追放キャンペーンまで遡ることになる。その時、こんな事態を誰が想像しただろうか。新メンバーで迎えた昨年の春公演では、ファンを満足させ3期生にはない安定感で「2期生の時代」を感じさせていた。「よし、これからだ!」誰もがそう感じていただろう。

 二つの風船に託した、二人の友情。今後もお互いに良きライバル良きパートナーとして、大空に舞い上がって消えていった風船のように、それぞれの道を頑張って下さい。今までお疲れさまでした、そしてありがとう。最後になったけど、改めてお礼を言いたい。美雪ちゃん、たくさんの「出逢い」をありがとう。

( 倉敷市/まる井 ) 


歌った曲ベスト3


1.夢は眠らない

 この曲を聴いていると、何度も見た訳じゃないけど美雪ちゃんの歌う姿が目に浮かびます。切ない乙女心を歌っているようで気に入っています。唯一音源として残っているのがこの曲で、聞きたいときに聴けるのは良いんだけど、今後美雪ちゃんのステージを観れないのは淋しい。美雪ちゃんの「夢」は眠らせたままにしないください。

2.恋はハイウェイドライブ

 今となっては、この二人で歌うこの曲は国宝級ではなかろうか。記録によれば昨年のGW公演で披露されているので、間違いなく私も見ている。公認の仲良しコンビで歌う姿は見ていて微笑ましいものだった。これからも良い関係を保って下さい、風船の誓いのように。

3.ゴジラソファミレド

 これも昨年のGW公演だったような気がする。朝一の公演でいきなりだったと思う。美雪ちゃんの優しくて素朴な声が妙にマッチしていたように思います。この曲に限った事ではないけど、美雪ちゃんの音源が残ってないのが残念です。

= 番外編 =

 君だけの道
 明日への勇気


 ともに吉成先輩の歌だけど、今の美雪ちゃんにぴったりだと思います。美雪ちゃん自身が選んだ「君だけの道」。そして、SKiを離れても元気良く1歩を踏み出す「明日への勇気」。これからの生活も頑張って下さい。

( 倉敷市/まる井 ) 
松本美雪

96/08/25 ポートメッセなごや
「マンモスフリーマーケット」



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